東急経済圏を使い始めると、ふと疑問に思うことがあります。
「楽天経済圏はやめた方がいいの?」
「東急カードを使うなら、楽天カードは不要?」
「ポイントはひとつにまとめた方が効率が良い?」
私自身、東急線沿線に長く住みながら、東急経済圏と楽天経済圏の両方を使っています。
結論から言うと、東急経済圏と楽天経済圏は併用できます。
むしろ、東急沿線民なら無理にどちらか一方に絞るより、
リアルな生活費は東急、ネット通販やモバイルは楽天
というように使い分ける方が現実的です。
この記事では、東急経済圏と楽天経済圏の違いを整理しながら、東急沿線民におすすめの使い分け方を解説します。
目次
結論:東急経済圏と楽天経済圏は併用できる
| 利用シーン | おすすめ |
|---|---|
| 通勤・通学 | 東急経済圏 |
| PASMO・定期券 | 東急経済圏 |
| 東急ストア | 東急経済圏 |
| 日常の決済 | 楽天ペイとPASMOを使い分け |
| 電気・ガス | 東急経済圏 |
| クレカつみたて | 東急・楽天の併用もあり |
| ネット通販 | 楽天市場+TOKYU POINTモール経由も確認 |
| モバイル | 楽天経済圏 |
| ふるさと納税 | 目的に応じて使い分け |
| 銀行 | 証券口座との相性で判断 |
まず結論です。
東急経済圏と楽天経済圏は、無理にどちらか一方を選ぶ必要はありません。
それぞれ得意分野が違うからです。
東急経済圏が強いのは、東急線沿線のリアルな生活です。
たとえば、東急線、PASMO、東急ストア、東急でんき・ガスなど、日常生活の中で自然に使うサービスと相性が良いです。
一方で、楽天経済圏が強いのは、楽天市場や楽天モバイル、楽天ペイなどのネット・決済系サービスです。
特に楽天市場をよく使う人や、楽天モバイルを使っている人にとっては、楽天経済圏を完全にやめる必要はありません。
つまり、東急沿線民にとっては、
東急経済圏を生活の土台にして、楽天の強い部分だけ残す
という形がかなり使いやすいです。
東急経済圏の強みは「沿線生活に組み込みやすいこと」
東急経済圏の一番の強みは、東急線沿線で生活している人なら、普段の生活に自然に組み込みやすいことです。
楽天経済圏は「楽天市場で買い物する」「楽天モバイルを契約する」「楽天ペイを使う」など、楽天サービスを意識して使う場面が多いです。
一方で東急経済圏は、東急沿線に住んでいると、意識しなくても生活の中に東急グループのサービスが入りやすいです。
たとえば、
- 東急線に乗る
- PASMOを使う
- 東急ストアで買い物する
- 東急線の定期券を買う
- 東急でんき・ガスを使う
- 東急系商業施設を利用する
こうした日常の行動が、TOKYU POINTやTOKYU ROYAL CLUBの対象につながっていきます。
東急カードを中心に、PASMOオートチャージ、定期券、東急ストア、東急でんき・ガスなどを組み合わせると、生活費の一部を自然にTOKYU POINT化できます。
この「生活に溶け込む感じ」が、東急経済圏の大きな魅力です。
楽天経済圏の強みは「楽天市場」「楽天モバイル」「楽天ペイ」
一方で、楽天経済圏にもまだまだ強い部分があります。
特に大きいのは、楽天市場、楽天モバイル、楽天ペイです。
楽天市場は、日用品、ベビー用品、家電、ふるさと納税、旅行関連など、幅広いジャンルで使えます。
お買い物マラソンやスーパーSALEなどを活用している人にとっては、ネット通販の中心としてかなり使いやすいサービスです。
また、楽天モバイルは楽天経済圏を残す大きな理由になります。
スマホ代を抑えつつ、楽天市場のSPUにも関係するため、楽天市場をよく使う人にとっては相性が良いです。
さらに、日常決済では楽天ペイも便利です。
コンビニ、ドラッグストア、飲食店など、楽天ペイ対応店では楽天ポイントを貯めたり使ったりしやすいです。
逆にいうと、楽天経済圏を完全にやめると、
- 楽天市場
- 楽天モバイル
- 楽天ペイ
- 楽天トラベル
- 楽天ポイントの使いやすさ
といった強みを手放すことになります。
東急沿線民だからといって、楽天を完全にやめる必要はありません。
むしろ、東急が弱いネット通販やモバイル、楽天ペイ対応店での決済を楽天で補うのが、かなり現実的です。
東急経済圏と楽天経済圏を比較してみた
東急経済圏と楽天経済圏は、得意分野がかなり違います。
ざっくり比較すると、次のようなイメージです。
| 項目 | 東急経済圏 | 楽天経済圏 |
|---|---|---|
| 通勤・通学 | ◎ | △ |
| PASMO・定期券 | ◎ | △ |
| 東急ストア | ◎ | △ |
| 日常決済 | ○ | ○ |
| 電気・ガス | ○ | △ |
| ネット通販 | △ | ◎ |
| モバイル | × | ◎ |
| 投資 | ○ | ○ |
| 銀行 | △ | ○ |
| ふるさと納税 | ○ | ○ |
| 旅行 | △〜○ | ○ |
| 東急沿線との相性 | ◎ | △ |
この表を見ると分かる通り、東急経済圏と楽天経済圏は、完全に競合しているわけではありません。
むしろ、
東急はリアルな沿線生活に強い
楽天はネットサービスと決済に強い
という関係です。
だからこそ、東急沿線民はどちらか一方に寄せすぎるより、得意分野ごとに使い分ける方が効率的です。
私が実際にやっている使い分け
ここからは、私自身の使い分けを紹介します。
私は東急線沿線に長く住んでいるので、生活のベースは東急経済圏に寄っています。
ただし、楽天経済圏を完全にやめているわけではありません。
むしろ、楽天の強い部分は今でも使っています。
通勤・交通は東急経済圏
東急線沿線で生活していると、通勤やお出かけで東急線を使う機会が多いです。
そのため、交通系は東急カードとPASMOを中心にしています。
PASMOオートチャージや定期券購入を東急カードに寄せることで、日常の移動でもTOKYU POINTを貯めやすくなります。
PASMOへのオートチャージで1.5%の還元率を確保したうえで、東急線利用の場合は運賃の3%のポイントを獲得できるからです。
楽天経済圏ならモバイルSuicaも選択肢。ただし東急線メインなら弱い
楽天経済圏の人が交通系ICを使う場合、楽天ペイアプリからモバイルSuicaへチャージする方法があります。
楽天カードから楽天ペイ経由でモバイルSuicaにチャージすると、200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。
つまり、チャージ時の還元率は0.5%です。
さらに、JRE POINT WEBに登録したモバイルSuicaでJR東日本の在来線に乗ると、50円ごとに1ポイントのJRE POINTが貯まります。
そのため、JR東日本線をメインで使う人なら、
| 利用シーン | 楽天ポイント | JRE POINT | 合計還元率 |
|---|---|---|---|
| JR東日本線に乗る | 0.5% | 約2.0% | 約2.5% |
| 東急線など他社線に乗る | 0.5% | 0% | 0.5% |
というイメージになります。
つまり、楽天ペイ×モバイルSuicaは、JR東日本線メインに使う場合は、選択肢になります。
日常決済は楽天ペイとPASMOを使い分ける
日常の買い物は、東急ストアだけではありません。
スーパー、コンビニ、ドラッグストア、飲食店、自販機、駅ナカなど、少額決済をする場面はかなり多いです。
ここは、楽天ペイとPASMOを使い分けるのが現実的です。
楽天経済圏の人なら、楽天ペイ対応店では楽天ペイを使うのが有力です。
条件を満たせば楽天ペイ残高払いで高い還元率を狙えるため、楽天ポイントを貯めたい人には相性が良いです。
一方で、すべてのお店が楽天ペイに対応しているわけではありません。
交通系ICに対応しているお店なら、東急カードでオートチャージしたPASMOを使うのも選択肢になります。
TOKYU CARD ClubQ JMBなどで条件を満たせば、PASMOオートチャージ金額に対してTOKYU POINTを1.5%の還元率で獲得でき、東急ロイヤルクラブでの実績にもなるからです。
つまり、日常決済はどちらか一方に決める必要はありません。
交通系ICが使えればPASMO、楽天ペイが使えれば楽天Payのように使い分けしています。
| 決済シーン | 向いている支払い方法 |
|---|---|
| 楽天ペイ対応店 | 楽天ペイ |
| 交通系IC対応店 | 東急カードでオートチャージしたPASMO |
| 駅ナカ・自販機 | PASMO |
| コンビニ・ドラッグストア | 楽天ペイまたはPASMO |
| 東急ストア | 東急カード・スマート払い |
東急ストアは東急経済圏に寄せる
東急ストアを利用する人なら、ここは東急経済圏に寄せるのが分かりやすいです。
毎月の食費は家計の中でも大きな割合を占めます。
そのため、東急ストアをよく使う人にとっては、東急経済圏の効果を感じやすいです。
東急ストアでは、TOKYU POINTだけでなく、楽天ポイントも貯まります。
その意味でも、東急ストアは「東急か楽天か」ではなく、「東急を軸にしながら楽天ポイントも拾う」という使い方がしやすい場所です。
東急沿線民にとって、東急ストアは東急経済圏の中心になりやすい存在だと思います。
投資はSBI証券×東急カードが中心
NISAはSBI証券で運用しています。
SBI証券と東急カードを組み合わせると、クレカつみたてでTOKYU POINTを貯めることができます。
東急経済圏を強化したい人にとって、SBI証券×東急カードはかなり相性の良い組み合わせです。
ただし、クレカつみたては東急と楽天のどちらか一方に絞らなければいけないわけではありません。
たとえば、NISAはSBI証券、特定口座では楽天証券を使うというように、目的に応じて併用することもでき、私はそうしています。
ネット通販は楽天市場を使う
ネット通販は、楽天市場を使う場面が多いです。
東急経済圏には、楽天市場のような大型ECモールがありません。
そのため、ネット通販まで東急に寄せるのは現実的ではありません。
日用品やベビー用品、家電など、楽天市場でまとめて購入した方が便利なものも多いです。
東急経済圏を使っているからといって、楽天市場をやめる必要はありません。
むしろ、ネット通販は楽天、沿線生活は東急と割り切った方が使いやすいです。
楽天市場を使うなら、TOKYU POINTモール経由も選択肢
ただし、楽天市場を使う場合でも、完全に楽天だけで完結させる必要はありません。
TOKYU POINTモールを経由して楽天市場で買い物をすると、楽天市場側のポイントとは別に、TOKYU POINTを貯められる場合があります。
つまり、
TOKYU POINTモールを経由する
↓
楽天市場で買い物する
↓
楽天ポイント+TOKYU POINTを狙う
という使い方です。
これはまさに、東急経済圏と楽天経済圏の併用らしい使い方だと思います。
ちなみに、楽天には楽天リーベイツというポイントバックサービスもあります。
楽天リーベイツ経由で楽天市場に進むこともできますが、私が確認した時点では楽天市場のポイントバックは0.2%でした。
また、楽天市場はリーベイツ側の各キャンペーン特典の対象外ストアとされており、楽天ふるさと納税、楽天モバイル公式楽天市場店、Rakuten Fashionなど対象外になるものもあります。
一方、TOKYU POINTモールでは楽天市場が0.5%で掲載されていることがあります。
そのため、楽天市場で買い物をしながら東急経済圏も活用したいなら、まずはTOKYU POINTモールに楽天市場が掲載されているかを確認するのがおすすめです。
ただし、TOKYU POINTモール経由のポイント付与には条件があります。
アプリ経由、Cookie、買い回り、キャンペーン、対象ショップ、付与率などによって、うまくポイント対象にならない場合もあります。
そのため、楽天市場をよく使う人は、
- 普段通り楽天市場で買う
- 余裕があるときはTOKYU POINTモールを経由する
- 条件がややこしいときは無理しない
くらいの距離感がちょうどいいです。
東急経済圏を使っているからといって、楽天市場をやめる必要はありません。
むしろ、楽天市場を使いながらTOKYU POINTも拾えるなら、併用するメリットは十分あります。
モバイルは楽天モバイルが強い
モバイルについては、楽天経済圏の強みが大きいです。
東急経済圏には、楽天モバイルに相当するサービスがありません。
スマホ料金を抑えたい人や、楽天市場のSPUを意識する人にとって、楽天モバイルはかなり使いやすい選択肢です。
東急経済圏を使うからといって、楽天モバイルまでやめる必要はありません。
ここは楽天を残す価値がある部分だと思います。
ふるさと納税は目的に応じて使い分け
ふるさと納税は、以前は楽天ふるさと納税がかなり強いイメージでした。
ただ、ふるさと納税のポイント還元ルールは変わってきており、今後は「ポイントが多いから楽天一択」とは言い切りにくくなっています。
一方で、東急側にも東急ふるさとパレットがあります。
特にTOKYU ROYAL CLUBを意識している人は、東急ふるさとパレットも選択肢になります。
対象自治体への寄付額や東急カード決済などの条件を満たすと、TOKYU ROYAL CLUBのカウント対象になる場合があるためです。
ただし、ふるさと納税は返礼品、寄付先、控除上限、ポイント、会員制度など、見るべきポイントが多いです。
そのため、この記事では「楽天が絶対」「東急が絶対」とは言いません。
楽天ふるさと納税も便利ですし、東急ふるさとパレットにも東急沿線民ならではの魅力があります。
ふるさと納税は、目的に応じて使い分けるのが良いと思います。
銀行は楽天銀行?SBI新生銀行?住信SBIネット銀行?
銀行については、少し考え方が変わります。
楽天経済圏を中心にするなら、楽天銀行は使いやすいです。
楽天証券との連携や楽天カードの引き落としなど、楽天サービスをまとめるなら楽天銀行は便利です。
一方で、SBI証券を中心に使うなら、SBI新生銀行や住信SBIネット銀行も候補になります。
特にSBI証券をメインにしている人は、銀行もSBI系に寄せた方が管理しやすい場合があります。
つまり銀行は、
楽天証券メインなら楽天銀行
SBI証券メインならSBI系銀行
というように、証券口座との相性で考えるのが分かりやすいです。
東急経済圏と楽天経済圏の話をしていると、つい「楽天銀行を残すべきか?」という話になりますが、ここは投資口座との連携で考えた方が現実的です。
東急沿線民におすすめの最終形
ここまで整理すると、東急沿線民におすすめの形はかなりシンプルです。
| 利用シーン | おすすめの使い方 |
|---|---|
| 通勤・交通 | 東急カード×PASMO |
| 定期券 | 東急カード |
| 東急ストア | 東急カード・スマート払いなど |
| 日常決済 | 楽天ペイとPASMOを使い分け |
| 電気・ガス | 東急でんき・ガス |
| NISA | SBI証券×東急カード |
| 特定口座 | 楽天証券も併用可 |
| ネット通販 | 楽天市場+TOKYU POINTモール経由も確認 |
| モバイル | 楽天モバイル |
| ふるさと納税 | 楽天・東急ふるさとパレットを比較 |
| 銀行 | 証券口座との相性で判断 |
この形なら、東急と楽天の良いところをどちらも活かせます。
大事なのは、生活に合っているかどうかです。
東急沿線で暮らしているなら、東急経済圏はかなり使いやすいです。
ただし、楽天市場や楽天モバイル、楽天ペイまで手放す必要はありません。
東急と楽天は、競合というより補完関係で考えるのがおすすめです。
まとめ:東急沿線民は「東急を軸に楽天を残す」が使いやすい
東急経済圏と楽天経済圏は併用できます。
むしろ、東急沿線民なら併用した方が使いやすいです。
東急経済圏は、
- 東急線
- PASMO
- 定期券
- 東急ストア
- 東急でんき・ガス
- TOKYU POINTプログラム
といったリアルな沿線生活に強いです。
一方で楽天経済圏は、
- 楽天市場
- 楽天モバイル
- 楽天ペイ
- 楽天トラベル
- 楽天ポイント
といったネット・決済系サービスに強みがあります。
どちらか一方に無理に寄せるより、得意分野ごとに使い分ける方が現実的です。
私の結論は、
東急沿線民は東急経済圏を軸にしつつ、楽天市場・楽天モバイル・楽天ペイは残す
です。
さらに、楽天市場を使う場合も、TOKYU POINTモール経由を確認すれば、楽天ポイントとTOKYU POINTの両方を狙える場合があります。
日常決済では、楽天ペイが使える店では楽天ペイ、交通系ICが便利な場面ではPASMO。
ポイントを一本化するより、生活に合う形で無理なく使う。
これが、東急経済圏と楽天経済圏を併用するうえで一番大事だと思います。