※カード・ポイント・優待の情報は2026年7月時点のものです。
私は現在、通常のTOKYU CARD ClubQ JMBを使っています。
Web明細サービスへ登録しているため、普段のクレジット利用では1.0%のポイントが貯まります。PASMOオートチャージや東急線PASMO定期券でも、ゴールドカードと基本的な還元率は変わりません。
そのため、日常生活でポイントを貯めるだけなら、現在使っている通常カードで十分だと感じています。
それでも私は、2026年中にゴールドカードへ切り替える予定です。
理由は、ゴールドカードのほうが普段の買い物でポイントが貯まるからではありません。東急グループのサービス利用が増え、TOKYU ROYAL CLUBのプラチナステージに必要な9カウントへ到達する見込みが立ったからです。
プラチナステージへ上がるには、9カウントに加えて、対象のTOKYU CARDゴールドを保有する必要があります。私にとってゴールドカードは、ポイントアップのためのカードではなく、プラチナステージへ進むための最後の条件です。
この記事では、通常カードを使っている現在の視点から、
- 通常カードとゴールドカードでポイントに差があるのか
- 年会費6,600円の元を取れるのか
- どのような人ならゴールドカードを選ぶべきか
- 私が2026年中にゴールドへ切り替える理由
を、現在の制度と損益計算をもとに解説します。
目次
結論|ほとんどの人は通常カードで十分
先に結論をまとめると、東急沿線に住んでいる人でも、ほとんどの場合は通常カードで十分です。
ゴールドカードは、通常カードより何をしてもポイントが貯まる「上位互換」ではありません。
日常利用のポイントはほぼ同じです。ゴールドカードだけの特典を実際に使える人が選ぶカードです。
通常カードとゴールドカードの違い
TOKYU CARD ClubQ JMBの通常カードとゴールドカードを比較すると、主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | 通常カード | ゴールドカード |
| 本人会員の年会費 | 初年度無料、2年目以降1,100円 | 6,600円 |
| 家族カード年会費 | 330円 | 1,100円 |
| 通常のクレジット利用 | 1.0%※ | 1.0% |
| PASMOオートチャージ | 1.0% | 1.0% |
| 東急線PASMO定期券 | 最大3.5% | 最大3.5% |
| SBI証券クレカつみたて | 加算なし | +0.75% |
| 空港ラウンジ | なし | あり |
| 海外旅行保険 | あり | 補償額が高い |
| ショッピングプロテクト | なし | あり |
| TOKYU ROYAL CLUBプラチナ | 対象外 | 必須条件の一つ |
※通常カードで1.0%のクレジットポイントを受けるには、Web明細サービスへの登録が必要です。
※利用先によってポイント加算対象外、または異なる加算率になる場合があります。
※SBI証券のクレカつみたては、カード券種以外の条件によっても加算率が変わります。
通常カードとゴールドカードの年会費や基本機能は、通常カードの公式ページとゴールドカードの公式ページで確認できます。
通常カードをWeb明細にすれば、日常利用のポイントは同じ
ゴールドカードを検討するとき、最も誤解しやすいのがポイント還元率です。
「ゴールドカードのほうが普段の買い物でもポイントが貯まりやすい」と思うかもしれませんが、通常カードをWeb明細サービスへ登録すれば、基本的な還元率はゴールドカードと同じです。
普段のクレジット利用はどちらも1.0%
通常カードのTOKYU CARD ClubQ JMBは、Web明細サービスへ登録すると、東急グループ以外での通常利用でも1.0%のクレジットポイントが貯まります。
ゴールドカードの通常利用も1.0%です。
つまり、コンビニやネットショッピングなど、普段のカード利用でゴールドカードだけポイントが増えるわけではありません。
通常カードでWeb明細に登録していない場合は、クレジットポイントが0.5%になります。通常カードを作ったら、忘れずにWeb明細へ登録しましょう。
最新の加算率は、TOKYU CARD公式のクレジットポイント加算率表で確認できます。
PASMOオートチャージもどちらも1.0%
「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」へ登録すると、通常カードとゴールドカードのどちらも、PASMOオートチャージで合計1.0%のポイントが貯まります。
カードをゴールドにしても、オートチャージの基本還元率は上がりません。
詳しい登録条件や設定方法は、以下の記事で解説しています。
東急線PASMO定期券もどちらも最大3.5%
東急線を含むPASMO定期券を対象の方法で購入した場合、通常カードとゴールドカードのどちらも最大3.5%のポイントが貯まります。
定期券購入でも、カードの種類による基本還元率の差はありません。
一部の公共料金・税金もどちらも0.5%
2026年4月1日のカード利用分から、一部の電気・ガス・水道・NHK放送料金・税金・社会保険料について、クレジットポイントが0.5%へ変更されました。
この変更は、
- Web明細に登録した通常カード
- ゴールドカード
の両方が対象です。
公共料金や税金の支払いでも、通常カードとゴールドカードに差はありません。
なお、東急パワーサプライの東急でんき・ガスは、この加算率変更の対象外です。
ポイント面で差が出るのはSBI証券のクレカつみたて
通常カードとゴールドカードで明確にポイント差が出るのが、SBI証券のクレカつみたてです。
5万円以下の積立部分について、ゴールドカードにはカード券種による0.75%の加算があります。
カード券種だけで比較した基本還元率は、次のとおりです。
| カード | 基本還元率 |
| 通常カード | 0.25% |
| ゴールドカード | 1.0% |
毎月5万円を積み立てた場合、通常カードとゴールドカードの差は次のようになります。
50,000円 × 0.75% = 375ポイント/月
375ポイント × 12か月 = 4,500ポイント/年
カード券種によって生まれる最大の差は、年間4,500ポイントです。
ただし、0.75%のカード券種加算が適用されるのは、毎月5万円以下の積立部分です。5万円を超える部分には適用されません。
また、実際の加算率には、年齢やTOKYU POINTプログラムのランク、証券口座の利用状況なども関係します。
詳しい条件は、TOKYU CARD×SBI証券の公式ページで確認してください。
私は、通常カードを利用していましたが、「証券口座利用」の条件を満たし、最大還元率でクレカつみたてを行っていました。
「証券口座利用」の条件達成の攻略方法は以下の記事で解説しています。
ゴールドカードの年会費は元が取れる?
ゴールドカードの年会費は6,600円です。
ただし、通常カードからゴールドカードへ切り替える場合は、ゴールドカードの年会費だけでなく、通常カードとの年会費差で考える必要があります。
2年目以降の年会費差は5,500円
通常カードの2年目以降の年会費は1,100円、ゴールドカードは6,600円です。
6,600円 − 1,100円 = 5,500円
通常カードからゴールドカードへ切り替えることで増える年間コストは、5,500円です。
SBI証券で毎月5万円を積み立てた場合のポイント差は、年間4,500ポイントです。
1ポイント=1円で計算すると、次の結果になります。
4,500ポイント − 5,500円 = マイナス1,000円
つまり、クレカつみたてを毎月5万円利用しても、ポイント差だけでは年会費差を完全に回収できません。
新規入会の初年度はマイナス2,100円
通常カードは初年度の年会費が無料です。
新規入会の初年度だけを比較すると、通常カードとゴールドカードの年会費差は6,600円になります。
4,500ポイント − 6,600円 = マイナス2,100円
初年度は、クレカつみたてを毎月5万円利用しても、ポイント差だけでは2,100円分届きません。
私のように通常カードからゴールドカードへ切り替える場合は、通常カードの年会費1,100円を差し引いた5,500円を基準に考えます。
1ポイント=2円で使える人は計算が変わる
ここまでの計算では、TOKYU POINTを通常の1ポイント=1円として評価しています。
TOKYU POINTプログラムのバリューチケットや、TOKYU ROYAL CLUBの対象プランなどで1ポイント=2円相当として使える人は、4,500ポイントを最大9,000円相当として活用できる場合があります。
その場合、通常カードとの年会費差5,500円を上回ります。
ただし、1ポイント=2円で使える場所や商品には条件があり、現金9,000円と同じではありません。
そのため、
- 普段は1ポイント=1円で使う人
- 対象のチケットやホテルプランで確実に2円相当として使える人
を分けて考える必要があります。
東急の株主ならゴールドが有利になる場合がある
2026年3月末基準日から、東急株式会社の株式を300株以上保有する株主を対象に、TOKYU CARDの年会費相当ポイント還元が始まりました。
対象条件を満たした場合は、次のポイントが加算されます。
| カード | 年会費 | 株主優待の加算ポイント | 実質負担 |
| 通常カード | 1,100円 | 1,100ポイント | 実質0円 |
| ゴールドカード | 6,600円 | 3,300ポイント | 実質3,300円 |
通常カードの実質負担は0円、ゴールドカードは3,300円です。
この場合、通常カードとゴールドカードの実質的な年会費差は3,300円になります。
さらに、SBI証券で毎月5万円を積み立てると、ゴールドカードによる年間の上乗せは4,500ポイントです。
4,500ポイント − 3,300円 = プラス1,200円
したがって、次の2つを両方満たす人は、1ポイント=1円で計算してもゴールドカードのほうが有利になります。
- 東急株式会社の株式を300株以上保有している
- SBI証券のクレカつみたてを毎月5万円利用する
ただし、株主優待を受けるには、毎年3月末時点で300株以上を保有し、株主専用マイページでTOKYU CARDを登録するなどの条件があります。
株式には価格変動リスクもあるため、カードの年会費を抑えるためだけに東急株を購入するのはおすすめしません。
もともと東急株を保有している人、または企業内容を理解したうえで長期保有する人向けのメリットです。
詳しい条件は、東急株式会社の株主優待公式ページで確認できます。
ゴールドカードだけの主なメリット
日常のポイント還元率はほぼ同じですが、ゴールドカードには通常カードにない特典があります。
TOKYU ROYAL CLUBのプラチナステージを目指せる
TOKYU ROYAL CLUBでは、利用している東急グループのサービス数などに応じてステージが決まります。
| ステージ | 必要カウント数 |
| シルバー | 3カウント |
| ゴールド | 5カウント |
| クリスタル | 7カウント |
| プラチナ | 9カウント |
プラチナステージには9カウントが必要で、さらに本会員が対象のTOKYU CARDゴールドを保有していることが条件です。
通常カードでは、9カウントに到達してもプラチナステージにはなれません。
一方で、ゴールドカードを持つだけでプラチナになれるわけでもありません。
ゴールドへ切り替える前に、まず自分が9カウントへ到達できるかを確認する必要があります。
私もこれまでは通常カードを使っていましたが、9カウントへ到達する見込みが立ったため、2026年中にゴールドカードへ切り替える予定です。
また、年に一度のプラチナ特典には、プラチナステージであることに加えて、東急グループの施設・サービスに関するTOKYU CARDの年間利用額100万円以上という条件があります。
現在の入会条件は、TOKYU ROYAL CLUB公式ページで確認できます。
海外旅行保険の補償額が高い
通常カードにも海外旅行保険は付帯していますが、ゴールドカードは一部の補償額が高くなります。
| 補償内容 | 通常カード | ゴールドカード |
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | 最高1億円 |
| 傷害治療費用 | 最高100万円 | 最高200万円 |
| 疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高200万円 |
| 携行品損害 | 最高20万円 | 最高30万円 |
いずれも、対象となる旅行代金や公共交通機関の料金をカードで支払うことが条件となる利用付帯です。
なお、TOKYU CARDの国内旅行傷害保険は、2026年3月31日で終了しています。
海外旅行保険を重視する場合は、死亡・後遺障害の最高額だけでなく、実際に利用する可能性の高い治療費用の補償額も確認しましょう。
最新の条件は、TOKYU CARD海外旅行保険の公式ページで確認できます。
空港ラウンジを利用できる
ゴールド会員は、対象空港のラウンジを利用できます。
利用時には、本人名義の対象カードと当日の搭乗券が必要です。
飛行機を利用する機会が多く、空港ラウンジを実際に使う人なら、年会費を判断する材料になります。
ショッピングプロテクトが付帯する
ゴールドカードで購入した商品が、購入日から90日以内に盗難や破損などの被害を受けた場合、修理費用または購入費用が補償されます。
年間の補償限度額は300万円で、原則として1回の事故につき1万円の自己負担があります。
高額な商品をカードで購入する人にはメリットがありますが、補償対象外の商品や事故もあるため、事前に条件を確認しておきましょう。
ゴールドカードの注意点
年会費が自動的に無料になる条件はない
TOKYU CARDゴールドの年会費は6,600円です。
年間100万円利用などで翌年度の年会費が無料になる仕組みはありません。
TOKYU POINTを年会費の支払いに充てるサービスはありますが、保有しているポイントを消費する仕組みです。年会費そのものが無料になるわけではありません。
家族カードの年会費も高くなる
家族カードの年会費は、通常カードが330円、ゴールドカードが1,100円です。
家族カードも発行する場合は、本人カードだけでなく、家族カードの年会費差も含めて判断する必要があります。
特典内容は変更される可能性がある
クレジットカードのポイント率や保険、TOKYU ROYAL CLUBの特典は変更されることがあります。
実際に、国内旅行傷害保険は2026年3月末で終了し、TOKYU ROYAL CLUBの特典も2026年4月に変更されました。
過去の特典ではなく、現在利用できる特典に年会費を払う価値があるかで判断しましょう。
私が2026年中にゴールドへ切り替える理由
私は現在も、通常のTOKYU CARD ClubQ JMBを使っています。
Web明細に登録すれば通常利用は1.0%。PASMOオートチャージや定期券購入でもゴールドカードとの差はありません。
普段の生活でTOKYU POINTを貯めるだけなら、通常カードで不満はありません。
それでも2026年中にゴールドカードへ切り替える予定なのは、TOKYU ROYAL CLUBで9カウントに到達する見込みが立ったためです。
これまでは、ゴールドカードへ切り替えてもプラチナステージに届かなかったため、年会費を増やしてまで切り替える必要はないと判断していました。
しかし、東急グループのサービス利用状況が変わり、9カウントに届く見込みが立ったことで、ゴールドカードを持つ意味が生まれました。
私にとってゴールドカードは、日常のポイントを増やすためのカードではありません。
通常カードでは到達できないTOKYU ROYAL CLUBのプラチナステージへ進むための、最後の条件です。
まだゴールドカードへ切り替えていないため、実際に切り替えたあとの手続きや使い勝手については、カードが届いてからこの記事へ追記する予定です。

ゴールドカードが向いている人
次のような人は、ゴールドカードを検討する価値があります。
- TOKYU ROYAL CLUBで9カウントに到達できる
- プラチナステージの特典を実際に利用したい
- SBI証券のクレカつみたてを毎月まとまった金額で利用する
- 東急株式会社の株式を300株以上保有している
- TOKYU POINTを1ポイント=2円相当で安定して使える
- 海外旅行や空港の利用が多い
- ショッピングプロテクトに価値を感じる
通常カードが向いている人
次のような人は、通常カードで十分です。
- 初めてTOKYU CARDを作る
- PASMOオートチャージや定期券購入が主な目的
- 普段の買い物で1.0%のポイントを貯めたい
- SBI証券のクレカつみたてを利用しない
- TOKYU ROYAL CLUBで9カウントに届かない
- 空港ラウンジや旅行保険をほとんど使わない
- 年会費をできるだけ抑えたい
ほとんどの人にとっては、まず通常カードを使い、ゴールドカードが必要になった段階で切り替える方法が合理的です。
私自身も、プラチナ到達の見込みが立つまでは通常カードを使い続けました。
まとめ|ゴールドへ切り替えるのは、必要になってからでよい
TOKYU CARDゴールドについて、重要な点を整理します。
- 通常カードは初年度無料、2年目以降1,100円
- ゴールドカードの年会費は6,600円
- 通常カードもWeb明細に登録すれば通常利用は1.0%
- PASMOオートチャージや定期券でも基本還元率は同じ
- ポイント面で明確な差が出るのは主にSBI証券のクレカつみたて
- 東急株300株以上の株主はゴールドが有利になる場合がある
- TOKYU ROYAL CLUBのプラチナにはゴールドカードが必要
- 空港ラウンジや海外旅行保険なども判断材料になる
通常カードをWeb明細へ登録すれば、日常生活で貯まるポイントはゴールドカードとほとんど同じです。
そのため、「ゴールドのほうがポイントが貯まりそう」という理由だけで、年会費6,600円を払う必要はありません。
私自身も現在は通常カードを使っており、プラチナステージへ到達する見込みが立ったため、2026年中にゴールドへ切り替える予定です。
ゴールドカードは、最初から持っておく必要があるカードではありません。
プラチナステージ、クレカつみたて、株主優待、旅行関連特典など、自分にとって明確な目的ができてから切り替えれば十分です。
迷っている段階なら、まず通常カードから始めるのが無理のない選択です。