東急沿線に住んでいて、ガスを「なんとなく東京ガスのまま」にしているなら、一度「東急ガス」も比較してみる価値があります。
結論から言うと、東京ガスより東急ガスの方が安く、東急沿線民なら東急ガスは有力です。
理由は以下の通りです。
- ガスの品質や安全性は東京ガスと変わらない
- 東京ガスより料金が少し安くなる
- TOKYU ROYAL CLUBのカウント対象になる
- 東急グループ年間利用額に加算される
- 東急カード払いで1.5%の還元率でTOKYU POINTが貯まる
ただし、東急ガスに変えたからといって、ガス代が劇的に安くなるわけではありません。
節約額は月数十円〜数百円程度にとどまることもあります。
それでも、ガス代は毎月必ず発生する固定費です。
一度切り替えてしまえば、毎月のガス代を東急経済圏に取り込めます。
この記事では、東急ガスと東京ガスの料金を比較しながら、東急ガスのメリット・デメリットを東急沿線民目線で解説します。
なお、東急でんき・ガス全体のメリットや特典については、『東急でんき・ガス完全ガイド』でまとめています。
目次
結論:東急沿線民なら東急ガスは有力
東京ガスを使っている東急沿線民なら、東急ガスへの切り替えは検討する価値があります。
特におすすめなのは、以下のような人です。
- 東急沿線に住んでいる
- 東京ガスを使い続けている
- 東急カードを持っている
- TOKYU POINTを貯めている
- TOKYU ROYAL CLUBのステージを上げたい
- 東急でんきも検討している
東急ガスは、ガス料金だけで見ても東京ガスより少し安くなります。
ただし、節約額は大きくありません。
そのため、東急ガスは「ガス代だけで大きく節約するサービス」というより、毎月のガス代を東急経済圏に取り込むサービスとして考えるのがおすすめです。
東急ガスとは?
東急ガスは、東急グループの東急パワーサプライが提供している都市ガスサービスです。
東急ガスに切り替えても、ガスそのものの品質や安全性が変わるわけではありません。
ガスはこれまで通り、東京ガスの導管網を使って供給されます。
変わるのは主に、
- 契約先
- 請求元
- 料金メニュー
- ポイント還元
- 東急グループサービスとの連携
です。
つまり、東急ガスに切り替えることで、ガスの使い勝手が大きく変わるというより、支払い先や特典面が東急経済圏に寄るイメージです。
プランの選び方
東急ガスには、以下の3プランがあります。
| プラン名 | 特徴 |
|---|---|
| 一般プラン | 最もスタンダードなプラン |
| 床暖房プラン | 冬期(12月〜4月)の料金が安くなる。浴室暖房・エコ給湯器の有無で追加割引あり |
| エコ給湯器プラン | エコジョーズ等の使用者向け。ただし加入条件あり(後述) |
床暖房がある場合は「床暖房プラン」、ない場合は「一般プラン」を選べば問題ありません。
東急ガスと東京ガスの違い
| 比較項目 | 東急ガス | 東京ガス |
|---|---|---|
| ガスの品質 | 変わらない | 変わらない |
| ガスの供給 | 東京ガスの導管網を利用 | 自社導管網 |
| 料金 | 東京ガスより安くなりやすい | 標準的 |
| TOKYU POINT | 貯まりやすい | 東急経済圏との連携は弱い |
| TOKYU ROYAL CLUB | カウント対象 | 対象外 |
| 東急グループ年間利用額 | 加算対象 | 対象外 |
一番大きい違いは、東急経済圏との相性です。
東京ガスのままだと、ガス代を支払っても東急グループの年間利用額には加算されません。
一方、東急ガスに切り替えると、毎月のガス代が東急グループの利用実績になります。
TOKYU ROYAL CLUBを意識している人にとっては、ここが大きな違いです。
東急ガスのメリット
メリット1:東京ガスより安い
東急ガスは、東京ガスより料金が安く設定されているケースがあります。
特に一般プランでは、基本料金や基準単位料金が東京ガスより低く設定されています。
ガス料金は毎月必ず発生する固定費なので、少しの差でも年間で見ると積み上がります。
メリット2:TOKYU ROYAL CLUBのカウント対象になる
東急ガスを契約すると、TOKYU ROYAL CLUBのステージ判定に使われるカウント対象になります。
東京ガスのままでは何も起きませんが、東急ガスに切り替えることで、毎月のガス代が東急経済圏の実績になります。
メリット3:東急グループ年間利用額に加算される
東急ガスの利用料金は、東急グループの年間利用額にも加算されます。
仮にガス代が月8,000円なら、年間で約96,000円分の東急グループ利用額になります。
ガス代は毎月発生する固定費なので、意識しなくても年間利用額が積み上がるのが強みです。
メリット4:東急カード払いでTOKYU POINTが貯まる
東急ガスの支払いを東急カードにすると、TOKYU POINTが貯まります。
ガス代のような固定費は、一度カード払いに設定すれば、毎月自動的にポイントが積み上がります。
東急ガスのデメリット
デメリット1:供給エリアが限られる
東急ガスは、利用できるエリアが限られています。
基本的には、東京ガスの都市ガス供給エリア内で利用できるサービスです。
申し込み前には、公式サイトで対象エリアかどうか確認しておきましょう。
デメリット2:東急経済圏を使わない人にはメリットが薄い
東急ガスは、東急カード、TOKYU POINT、TOKYU ROYAL CLUBを活用する人に向いています。
逆に、東急カードを使っていない、東急ストアも使わない、TOKYU ROYAL CLUBにも興味がない人にとっては、メリットが小さくなります。
東急ガスと東京ガスの料金比較
都市ガスの料金は、主に以下で決まります。
基本料金 + 従量料金
ガス料金の決まり方
従量料金は、使ったガスの量に応じてかかる料金で、[(「基準単位料金」+「原料費調整額」)× ガスの使用量 ] により決まります。
原料費調整額は燃料価格や政府の補助金により変動しますが、同じエリアであればどの事業者でも同じになります。
なので、ガス会社を比較する際は、
- 基本料金
- 基準単位料金
- 各種割引
- ポイント還元
を確認すると分かりやすいです。
原料費調整額は時期によって変動するため、実際の請求額は使用量や月によって変わります。
一般プランの比較(東急ガスの勝ち)

| ガス使用量 | 東急ガス | 東京ガス | 差(東急−東京) | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 基本料金 | 基準単位料金 | 基本料金 | 基準単位料金 | 基本料金 | 基準単位料金 | |
| 0〜20 m³ | 704円 | 144.10円 | 759円 | 145.31円 | -55円 | -1.21円 |
| 20〜80 m³ | 1,023円 | 128.15円 | 1,056円 | 130.46円 | -33円 | -2.31円 |
| 80〜200 m³ | 1,199円 | 125.95円 | 1,232円 | 128.26円 | -33円 | -2.31円 |
一般プランでは、料金表上は東急ガスが東京ガスより少し安いです。
グラフでの原料費調整額は、2026年6月の26.73円/m3としており、グラフの通り、価格差はほとんどないです。
ガス使用量が50 m3の場合、料金の差は、126.5円です。
料金差は大きくありません。
しかし、一度切り替えてしまえば、毎月のガス代を東急経済圏に取り込めます。
さらに、東急ガスならTOKYU POINTやTOKYU ROYAL CLUBのカウントも狙えます。
床暖房プランの比較(東急ガスの微勝ち)
床暖房プランでは、基本料金はどちらも同額ですが、基準単位料金に0.11円/m³の差があり、東急ガスの方がほんのわずかに安くなります。
ガス使用量が50 m3の場合、料金の差は、わずか5.5円です。
さらに、東急ガスには東京ガスにはない「床暖房EF割(毎月55円引き)」があるため、トータルでは東急ガスが有利です。
なお、浴室暖房・エコ給湯器の割引(各3%、最大6%)は東急ガス・東京ガスとも同条件のため、差は生まれません。
| 冬期(12月~4月) | 東急ガス | 東京ガス | 差(東急−東京) | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ガス使用量 | 基本料金 | 基準単位料金 | 基本料金 | 基準単位料金 | 基本料金 | 基準単位料金 |
| 0〜20 m³ | 759円 | 145.20円 | 759円 | 145.31円 | 0円 | -0.11円 |
| 20〜80 m³ | 1,265円 | 119.90円 | 1,265円 | 120.01円 | 0円 | -0.11円 |
| 80〜200 m³ | 2,145円 | 108.90円 | 2,145円 | 109.01円 | 0円 | -0.11円 |
| それ以外(5月~11月) | 東急ガス | 東京ガス | 差(東急−東京) | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ガス使用量 | 基本料金 | 基準単位料金 | 基本料金 | 基準単位料金 | 基本料金 | 基準単位料金 |
| 0〜20 m³ | 759円 | 145.20円 | 759円 | 145.31円 | 0円 | -0.11円 |
| 20〜80 m³ | 1,056円 | 130.35円 | 1,056円 | 130.46円 | 0円 | -0.11円 |
| 80〜200 m³ | 1,232円 | 128.15円 | 1,232円 | 128.26円 | 0円 | -0.11円 |
東急ガスがおすすめな人
東急ガスがおすすめなのは、以下のような人です。
- ☑ 東急沿線に住んでいる
- ☑ 東京ガスを使い続けている
- ☑ 東急カードを持っている
- ☑ TOKYU POINTを貯めている
- ☑ TOKYU ROYAL CLUBのステージを上げたい
- ☑ 東急グループのサービスをよく使う
- ☑ 東急でんきも検討している
特に、東京ガスのまま何も見直していない人は、一度東急ガスと比較してみる価値があります。
東急ガスをおすすめしない人
一方で、以下のような人には東急ガスのメリットが薄いです。
- 東急沿線に住んでいない
- 東急カードを使っていない
- TOKYU POINTに興味がない
- TOKYU ROYAL CLUBを使う予定がない
- とにかくガス代の最安だけを追求したい
- オール電化でガスを使っていない
東急ガスは、東急経済圏と組み合わせてこそ強いサービスです。
単純にガス代だけを比較するなら、他社のガス会社の方が向いているケースもあります。
申し込み前に確認すること
東急ガスに申し込む前に、以下を確認しておきましょう。
| 確認するもの | どこで確認できる? |
|---|---|
| 現在のガス会社 | 検針票・Web明細 |
| 現在の契約プラン | 検針票・マイページ |
| 毎月のガス使用量 | 検針票・Web明細 |
| お客さま番号 | 検針票・Web明細 |
| 供給地点特定番号 | 検針票・Web明細 |
難しく考える必要はありません。
手元に「今のガスの検針票」か「スマホのマイページ画面」があれば、申し込み準備はほぼ完了です。
申し込み手順
東急ガスの申し込みは、スマホやパソコンからできます。
基本的な流れは以下の通りです。
- 現在のガス会社の検針票またはWeb明細を用意する
- お客さま番号・供給地点特定番号を確認する
- 東急ガスの公式サイトから申し込む
- 必要情報を入力する
- 切り替え完了を待つ
現在のガス会社への解約連絡は基本的に不要です。
工事や立ち会いも原則不要です。
切り替え費用や解約金もかからないため、手続きのハードルはかなり低いです。
\検針票・Web明細を用意して申し込み/👉東急でんき&ガスの申し込み
まとめ:東急沿線民なら東京ガスのままより東急ガスも比較したい
東急ガスは、東京ガスより料金が安くなりやすい都市ガスサービスです。
ただし、ガス代だけで大きく節約できるわけではありません。
東急ガスの本当のメリットは、
- 東京ガスより安くなりやすい
- TOKYU ROYAL CLUBのカウント対象になる
- 東急グループ年間利用額に加算される
- 東急カード払いでTOKYU POINTが貯まる
という点です。
東急沿線に住んでいて、東京ガスを使い続けているなら、東急ガスは一度比較する価値があります。
ガス代の節約額だけで判断せず、ポイント・年間利用額・ROYAL CLUBまで含めて考えてみましょう。
東急でんき・ガス全体のメリットや特典については、『東急でんき・ガス完全ガイド』でまとめています。
TOKYU ROYAL CLUBについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

